介護が上?看護が上?意見の対立より大切な「チームで伴走するケア」

介護職と看護師が協力して利用者を支えるチームケアのイメージ 介護の仕事と人間関係

介護施設で生活相談員をしておりますわすれものです。

介護の現場では、
「介護が上」「看護が上」といった意見の対立が起こることがあります。

医療的な視点を重視する看護。
生活を支える視点を持つ介護。

役割が違うからこそ、意見がぶつかることも少なくありません。

しかし、忘れてはいけないことがあります。
それは ご利用者にとって、職種の上下は関係ないということです。

本当に大切なのは、
誰が上かではなく チームとしてご利用者を支えること。

今回は、介護と看護の対立が起きる理由と、
ご利用者を支えるために必要な「チームケア」について考えてみたいと思います。


介護が上?看護が上?なぜ意見の対立が起きるのか

介護施設や病院では、介護職と看護師の間で意見がぶつかる場面があります。

例えばこんな場面です。

  • 医療面を優先する看護
  • 生活の質を重視する介護
  • ケアの方法の違い
  • 判断基準の違い

どちらも ご利用者を思っての意見ですが、
立場や専門性が違うため、どうしても考え方に差が生まれます。

また、忙しい現場では十分な話し合いができず、
誤解が生まれてしまうこともあります。

その結果、
「介護が軽く見られている」
「看護が強い」
といった感情が生まれ、対立につながることも少なくありません。


でも、ご利用者には関係ない

ここで一度立ち止まって考えたいことがあります。

それは、
ご利用者にとって職種の上下は関係ないということです。

ご利用者から見れば

  • 介護職
  • 看護師
  • リハビリ職
  • 相談員

すべて **「自分を支えてくれる人」**です。

もし職種同士が対立していたら、どう感じるでしょうか。

まるで、
子どもが親の喧嘩を見ているような気持ちになるかもしれません。

誰が正しいかよりも、
安心して生活できる環境が大切なのです。


本当に必要なのはチームワーク

介護現場で本当に必要なのは、
職種の上下ではなくチームワークです。

医療の視点を持つ看護。
生活を支える介護。

どちらも、ご利用者の生活には欠かせないものです。

例えば

  • 看護は体調の変化に気づく
  • 介護は日常生活の変化に気づく

それぞれの視点が合わさることで、
より良いケアにつながります。

つまり、
どちらが上でも下でもなく、役割が違うだけなのです。


ご利用者に伴走するケア

介護の仕事は、
「支配すること」ではなく 伴走することだと思います。

ご利用者の人生に寄り添い、
その人らしい生活を支えること。

そのためには、
一人の力では限界があります。

だからこそ

  • 介護
  • 看護
  • リハビリ
  • 相談員

それぞれが力を合わせ、
同じ方向を向いて伴走することが大切です。

チームとして支えることで、
ご利用者の安心につながっていきます。


チームケアそのものの基本と進め方は「チームケアとは?個別ケアとの違いと進め方」でまとめています。

介護と看護の連携でつまずきやすい場面

現場で意見が分かれやすいのは、次のような場面です。

  • 食事や水分の進め方(安全を優先するか、本人の希望を尊重するか)
  • 看取り期の関わり方
  • 服薬や体調変化の伝え方・タイミング
  • リハビリと生活援助の優先順位

どれも「どちらが正しい」ではなく、立場による視点の違いから生まれるすれ違いです。

連携をうまくするための3つのコツ

  • 結論より「気づいたこと」を共有する:報告のハードルを下げ、小さな変化を拾う
  • 相手の専門性を尊重し、判断の理由を聞く:否定ではなく背景を理解する
  • ご利用者を主語に話す:「私たち」ではなく「この方にとって」で考える

より具体的なつまずきと対策は介護と看護の連携がうまくいかない3つの理由と対策でも解説しています。

まとめ

介護現場では、
「介護が上」「看護が上」といった意見の対立が起きることがあります。

しかし、ご利用者にとって大切なのは
職種の上下ではありません。

必要なのは

  • お互いを理解すること
  • チームワークを大切にすること
  • 同じ方向を向くこと

そして何より、
ご利用者に伴走する気持ちです。

対立ではなく協力へ。
チームケアは、そこから始まるのだと思います🍀

わすれもの
わすれもの

施設という狭い世界ですが、
このような意見はよく耳にします。

本来はご利用者のための評価のはずが、
看護と介護の不満の言い合いになってしまうことも…。

チームとして取り組むためには、
お互いを認め合うことも大切ですね。


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