「子どもがもらってきたカブトムシ、どう育てたらいいの?」
「カブトムシの卵から育ててみたい!」
そんなあなたのために、この記事ではカブトムシの基本的な育て方を分かりやすく解説します。準備するものから日々の世話のコツ、冬越しの注意点まで、これを読めばカブトムシ育成がもっと楽しくなるはずです。
カブトムシの一生とは?
カブトムシは「卵 → 幼虫(3齢) → サナギ → 成虫」という4つのステージを経て成長します。寿命は1年ほどで、成虫になってからは1~3か月程度しか生きません。
※ちなみに成虫とは、夏に見かける黒や茶色そのものです。成虫になれば、どんなにエサを食べても大きく成りません。もし、大きな成虫が欲しいのであれば、幼虫の時に如何にエサをたくさん食べるかがポイントになります。
カブトムシ飼育に必要なもの
- 昆虫飼育ケース(大きめ推奨)
- 昆虫ゼリー(エサ)
- 止まり木や転倒防止材
- 霧吹き(湿度管理用)
- 昆虫マットは、広葉樹マットと針葉樹マット

※針葉樹マットは、ダニや雑虫を防ぐ効果があります。成虫の住処として適しており、消臭効果があるものもあります。ただし産卵はしません。そのため、産卵を目的にするのであれば、腐葉土マットをお勧めします。通気性と保湿性に優れていますが、ダニやコバエが発生しやすいデメリットがあります。
成虫の飼育方法
- 昆虫マットを5~10cm敷き、湿らせておく
- エサは昆虫ゼリーがおすすめ(腐らない)
- 毎日1回は様子を見て、汚れや乾燥をチェック
- 直射日光を避け、涼しい場所に置く(25℃前後)
産卵と卵の管理
オスとメスを同じケースに入れると、産卵が期待できます。
卵は1~2週間で孵化しますので、見つけたら別の容器に移して管理すると安心です。
※カブトムシは、簡単に10個以上の卵を産みますので、その点は注意してください。

幼虫の育て方
- 深さのある容器に昆虫マットをたっぷり入れる
- エサはマットそのもの(発酵したもの)
- 1~2か月ごとにマットを交換し、成長を確認
- フンが増えていたら、マット交換のサイン
サナギから成虫へ
春~初夏になると、幼虫が土中で蛹室(ようしつ)を作ってサナギになります。絶対に動かさないことが大切です。
約1か月後には成虫になります。
よくあるトラブルと対処法
- カブトムシは、夜行性であるため夜に活発に動きます。日中は、暗いところで休んでいます。
- 乾燥に弱いです。適宜霧吹きで湿度を与えましょう。
- 成虫が転倒して逆さまになると、自分でなかなか起き上がれず弱ってしまいます。転倒防止材や登木、葉っぱなど入れあげると安心です。
- 多頭買いすると、ケンカが絶えずストレスとなり早死にする傾向があります。
- 触りすぎるのも、カブトムシにとってはストレスになりますので注意が必要です。

まとめ:命を育てる楽しさを感じよう
カブトムシの飼育は、子どもにも大人にも命の尊さや自然の仕組みを教えてくれます。 ぜひ今年の夏は、カブトムシ育成を通して特別な思い出を作ってみませんか?
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