介護保険の申請は“最初の一歩”が9割

介護保険の申請手続きをわかりやすく説明するイメージイラスト 介護

高齢者施設で生活相談員をしておりますわすれものです。

家族の介護が突然必要になると、多くの人が最初につまずくのが「介護保険の申請」です。
しかし、流れさえ知っていれば手続きは難しくありません。むしろ、早めに申請すればするほど、介護の負担を軽くできるというメリットがあります。

この記事では、介護施設で相談支援を行う立場から、初めての方でも迷わないよう「わかりやすく」解説します。

介護保険申請の流れ【7ステップ】

① 市区町村の窓口で申請

申請先は「住所地の市役所」「区役所」「町村役場」の介護保険課です。
本人だけでなく、家族やケアマネジャーが代理で申請できます。

② 必要書類の提出

  • 介護保険被保険者証
  • 申請書
  • マイナンバー(窓口によって異なる)

特別な書類はほとんど不要。窓口に行けば10分ほどで完了します。

③ 認定調査の日程調整

市の担当者または委託された調査員が自宅や施設に訪問し、心身の状態を確認します。

④ 認定調査の実施

調査時間は約60分。
歩行、着替え、トイレ、入浴などの生活動作、記憶や理解などの状態を丁寧に確認します。

⑤ 主治医意見書の作成

医師が本人の状態をまとめる書類です。
診断書とは異なり、介護の判定に関わる重要な資料になります。

⑥ 要介護認定の判定

コンピューター判定と審査会による総合判定で、
「要支援1〜2」「要介護1〜5」「非該当(自立)」のいずれかが決まります。

⑦ 結果の通知

申請から結果通知まで 約30日(最長60日) が目安です。


申請前に知っておきたい注意点3つ

① 認定調査は“普段の姿”を伝える

調査日に限って無理して歩く・頑張る方がいますが、
普段できていないことが“できる”と判断されると軽い認定になることがあります。

② 良く見せない・悪く見せない

無理に良く見せても、逆に悪く見せても、
後々使えるサービス量に影響します。
普段の姿をそのまま伝えることが一番大切。

③ 主治医への情報共有は必須

主治医意見書は判定に大きく影響します。
事前に医師へ、
「どんな生活状況なのか」「困りごとは何か」
を家族から伝えておくとスムーズです。


よくある質問(FAQ)

Q:家族が代理申請できる?

はい、できます。
必要であればケアマネジャーに代行も可能です。

Q:入院中でも申請できる?

できます。
ただし認定調査は病院で行われることが多いため、病棟との調整が必要です。

Q:結果が出るまでどれくらい?

通常30日程度。
急ぎの場合は「暫定ケアプラン」で介護サービスを先に利用できます。


まとめ|早めの申請が介護の負担を軽くする

介護保険の申請は、これからの生活を整えるための「入り口」です。
わからないまま進めるより、早めに動くことで
サービス利用がスムーズになり、家族の負担も大きく減ります。

不安があれば、市役所やケアマネジャー、地域包括支援センターに気軽に相談してみてください。

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