高齢者施設で相談員をしておりますわすれものです。
先日、無事に賞与を頂きました。本当にありがたい事です。
私は今、異動があって生活相談員として働いていますが、そのまま介護リーダーとして現場で働いていたら、介護職員処遇改善加算·特定処遇改善加算が付くので、今の年収と比べると、+80万前後上がっていたと言われた事があります。
(私が相談員になった後、夜勤手当が上がったり、リーダーとしての手当も付くようになりましたので、それも含めてですが)
80万….
大きな金額です。
そんな話を聞くと、「介護で働いていれば、色々と違ったなぉ」と、たまに思いふける事もあります。
お金?
やりがい?
将来はどうなりたい?
家庭は?
そこで、私なりに、介護職と相談員を比較してみました。
介護職のあれこれ
介護の良い所
- それこそ、今手当が充実している
- 平日休みが多い
- 専門的な知識や技術があるので、両親の介護時は困らないかもしれない
- 緊急時(蘇生法)の対応も身につく
- 明けで午前中に帰れば、次の日も休みなので、2連休な気持ちになる
- 利用者とお話をすることで、人生の勉強になる
- 利用者の仕草や笑顔に、癒やされる事がある
- 人間関係が良ければ、楽しい職場になる
- 薬に詳しくなる
介護の辛い所
- 早出·日勤·夜勤と、時間が不規則になりやすい
- 夜勤は、体に負担が掛かる(夜勤中の食事や寝れない事)
- 夜勤者一人で、たくさんの利用者を見ないといけないのは不安である
- 認知症の周辺症状は、精神的にきつい
- 腰痛になりやすい
- 思い通りにいかない事に、ストレスを溜めやすい
- 休憩時間が押してしまう事もある
- 長期の休みが取りづらい
- 急な休みは、他の職員と入れ替わりになる事もあるため、迷惑を掛けてしまう事が心苦しい
- 真夏の入浴介助は地獄である
- リーダーであれば、介護現場の責任を問われる
相談員のあれこれ
相談員の良い所
- 日曜が休みであるため、家族と一緒に過ごせる
- 残業は少なく、定時で上がりやすい
- 規則正しい生活が送れる
- 介護に関する手続きが詳しくなる
- 家族との交流が増えることで、より利用者をしっかり見れる
- 他施設の相談員と、横の繋がりが出来やすい
- 病院に詳しくなる
- 初心になって介護の現場を見れる
- 逆に利用者とゆっくりお話が出来やすい
- 有給を使いやすい
- Word·Excelに詳しくなる
相談員の辛い所
- 手当が低い
- 家族からの理不尽なクレームに、心が折れる事がある
- 空きベッドが出ないように、経営も考えないといけない
- かと言って、対応困難な利用者を入れていくと、現場から非難を受ける
- 現場の気持ちを忘れているのではないかと突っ込まれてしまう
- 送迎や受診の対応で、一日が終わる(それも仕事です)
- 雑用で一日が終わる(それも仕事です)
- 家族の思いと、現場の考えと一致しなくて、板挟みとなることがある
- 施設の責任問題に関与してくる
- 医療、介護、事務との連携がうまく行かない事がある(それぞれの主張が強い)
- 請求作業や加算など、数字を扱う事が多い
その仕事好き?
今の職場での経験や感じたことを列記してみました。
介護には介護の、相談員には相談員の、一長一短があります。でも、最終的には、
『今の仕事が、好きかどうか』
が、最も大事な事だと思います。
私は、今の生活相談員の仕事が好きです。
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