【在宅介護】転倒予防におすすめの福祉用具7選|安全に暮らす工夫

在宅介護で高齢者が手すりにつかまり、転倒予防をしながら安心して歩いている様子のイラスト 介護

高齢者施設で生活相談員をしていますわすれものです

はじめに

在宅介護で一番心配なのが「転倒」。高齢者が一度転んで骨折すると、そのまま寝たきりになってしまうケースも少なくありません。
実は、ちょっとした 福祉用具の工夫 で、転倒リスクは大きく下げられます。今回は、在宅介護で役立つ転倒予防グッズを紹介します。

高齢者が転倒しやすい理由

  • 筋力低下:足腰が弱くなると、ちょっとした段差も危険。
  • 認知症の影響:判断力の低下や徘徊で転倒しやすい。
  • 薬の副作用:眠気やふらつきが出ることがある。
  • 環境要因:段差、滑りやすい床、暗い廊下など。

👉 だからこそ「住環境+福祉用具」での転倒予防が重要です。

在宅介護で役立つ!転倒予防の福祉用具7選

1. 室内用手すり(突っ張り型・据え置き型)

ベッドやトイレの横に置くだけで立ち座りが安定。工事不要で設置できるものが多く、介護保険レンタルも可能。

2. 段差解消スロープ

玄関や室内の段差でつまずきやすい方におすすめ。軽量のゴム製・アルミ製があり、車椅子対応タイプも。

3. 滑り止めマット(浴室・玄関)

浴室や玄関は特に滑りやすい場所。吸盤付きマットや珪藻土マットで転倒リスクを軽減できます。


4. 歩行器・シルバーカー

外出時の転倒予防に。体重を支えながら歩けるので安心。シルバーカーは買い物カゴ付きタイプも便利。

5. 介護ベッド

高さ調整や背上げ機能で立ち上がりが安全に。介護保険レンタルで自己負担を抑えられるのもメリット。


6. 見守りセンサー・カメラ

夜間の徘徊やベッドからの転落を防止。スマホ通知機能があると家族の負担も軽減できます。

7. 室内照明の工夫(人感センサーライト)

廊下やトイレまでの道を自動で照らしてくれるため、夜間の転倒予防に効果的。


介護保険で借りられる福祉用具

介護ベッド・手すり・スロープ・歩行器などは、要介護認定を受けていれば 1割〜3割負担でレンタル可能
購入する前に、ケアマネージャーに相談するのがおすすめです。

実際に導入してみて

私の職場でも、浴室に滑り止めマットを置いたことで転倒がゼロになったケースがありました。小さな工夫ですが、安心感が違います。


まとめ

誰だっていつまでも住み慣れた自宅で生活したいものです。普段の生活では快適に過ごせる自宅でも、いざ足が不自由になったり麻痺が出たりすると意外に障害物が多い事に気付かされます。

高齢者の転倒は「命に関わる問題」ですが、福祉用具を活用すればかなり予防できます。
自宅の生活が難しいからすぐに施設へ入ると考えず、在宅介護を少しでもラクに、安全にするために、ぜひ取り入れてみてください。

あなたが、大切な人が自宅で生活が続けられますように。

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