高齢者施設で生活相談員をしておりますわすれものです。
介護は“人の気持ち”を相手にする仕事。だからこそ 感覚だけに頼らない仕組みづくり が、現場の安心とご利用者の安全につながります。
この記事では、介護現場で特に大切な3つのポイントを紹介します。
- 数字(見える化)
- 声かけ(伝え方)
- 情報共有(チーム連携)
1.介護に「数字」が必要な理由
■ 感覚ではズレやすいから
介護は「慣れ」で仕事ができてしまう部分があります。しかし感覚だけで判断すると、職員によって対応がバラバラになりがちです。
よくあるズレ:
- 「食事量は半分くらい」 → 実は4割しか食べていない
- 「歩行状態は変わらない」 → 転倒リスクが上がっている
- 「排泄はいつも通り」 → 実はトイレを我慢していた
■ 数字は“客観的に共有できる”
- 食事量 → ○割
- 水分量 → ○ml
- 歩行距離 → ○m
- 表情 → スケール評価(PAINADなど)
数字で記録すると、誰が見ても同じ意味になるため、チーム全体の判断が揃います。
■ 数字の“見える化”でミスが減る
- 転倒予防:歩行距離やふらつきの変化に気づける
- 脱水予防:水分摂取量を数値で確認できる
- 排泄リズムの把握:声かけのタイミングが根拠をもって決められる
2.介護の「声かけ」で安心感が変わる
■ 声よりも“雰囲気”が伝わる
認知症の方は、声のトーン・表情・動作スピードにとても敏感です。
- 「早くして」 → 急かされて不安に
- 「ゆっくりで大丈夫ですよ」 → 安心して動ける
■ 伝わりやすい声かけのポイント
- 具体的に言う
例:「あと3歩で椅子に座れますよ」 - 選択肢を渡す
「お茶とお水、どちらが飲みやすいですか?」 - できている部分を先にほめる
「しっかり立てていますね。次は右足から…」 - 短く・ゆっくり話す
例:「座りましょう」→(一呼吸)→「この椅子です」
■ 避けたい声かけ
- 「さっき言いましたよね?」
- 「なんでわからないんですか?」
- 「歩けるでしょ?」
- 「落ち着いてください!」(逆効果)
3.介護現場で「情報共有」が重要な理由
■ 情報不足は“連鎖的なトラブル”を生む
介護現場でのヒヤリ・トラブルの多くは情報共有不足が原因です。
- A職員:「食事6割」
- B職員:「食欲あり」
- 看護師:「体調安定」
- → 実際は脱水寸前
このように、情報が噛み合わないと危険につながります。
■ 情報共有のコツ
- 事実と意見を分ける
「水分300ml」→ 事実 - 変化を優先して伝える
例:歩行距離30m→20mに低下 - その日のうちに共有(忘れやすい情報ほど即時)
■ 情報共有に役立つツール
- 申し送りノート(事実だけを簡潔に)
- ホワイトボード(数字や変化の見える化)
- チャート式記録(状態の推移がわかる)
- スケール評価(痛み・食事量・意欲など)
まとめ:数字×声かけ×情報共有で“安心の介護”が実現する
介護は「人が人を支える仕事」。だからこそ、主観だけでなく
- 数字(見える化)
- 声かけ(安心を生むコミュニケーション)
- 情報共有(チームで安全を守る)
この3つが揃うことで、ご利用者にも職員にも安心と信頼が広がる介護が生まれます。
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