高齢者施設で生活相談員をしておりますわすれものです。
はじめに
いま日本では、多くの外国人介護職員が活躍しています。
しかし、日本語や文化の違いから「どう対応したらいいのだろう?」と迷うこともあるでしょう。
この記事では、介護施設で働く外国人が現場でよく出会う場面を例にあげ、安心して働けるためのヒントを紹介します。
For foreign caregivers, here are practical tips to handle real situations in Japanese care facilities.
あいさつと声かけは「最初のケア」
利用者さんは一日をあいさつから始めます。
- 「おはようございます。今日はいい天気ですね」
- 「こんにちは。お昼ごはんはおいしかったですか?」
👤 例:入浴介助の前
- 「これからお風呂に行きましょう (Let’s go to the bath)」
- 「気持ちよく入ってくださいね (Please enjoy the bath)」
➡️ 声かけは「安心」につながります。日本語が完璧でなくても、やさしい笑顔と短い言葉で大丈夫です。
わからないことは「繰り返して確認」
介護は安全第一。聞き間違いを防ぐために、**オウム返し(復唱)**が有効です。
👤 例:先輩に指示を受けたとき
- 先輩:「Aさんはご飯をやわらかくしてね」
- あなた:「はい、Aさんのご飯をやわらかくですね (Soft food for Mr./Ms. A, right?)」
➡️ 日本人の同僚も安心しますし、自分の理解も正確になります。
日本の文化を意識する場面
日本では「敬語」や「しぐさ」に気をつけることが多いです。
👤 例:食事介助のとき
- 「食べさせる」より「お手伝いします」の方が丁寧
- 箸の持ち方や器の扱いに気を配る
👤 例:トイレ介助のとき
- プライバシーを大切に、カーテンを閉める
- 「失礼します」「お手伝いします」と声をかける
➡️ Respect and politeness are keys in Japanese culture.
チームワークで働くコツ
介護は一人ではできません。
👤 例:利用者さんが転んだとき
- すぐに大声で「すみません!手伝ってください!」
- 無理に一人で起こそうとせず、必ず他のスタッフを呼ぶ
👤 例:忙しいとき
- 「私が手伝いましょうか? (Shall I help?)」と声をかける
➡️ 助け合いの一言が、信頼関係 (trust relationship) を強くします。
自分の体と心も守る
介護は体力も気力も必要な仕事です。
👤 疲れをためない工夫
- 正しい姿勢で介助(腰を守るため、ひざを曲げる)
- 日本語の勉強は「一日5分」で十分。無理をしない
- 休みの日は外に出て、日本の文化や自然を楽しむ
➡️ Healthy caregiver = Better care。自分を大事にしてください。
まとめ
外国人介護職員が安心して働くためには、次の5つがポイントです。
- 笑顔とあいさつで安心をつくる
- わからないことは必ず確認する
- 日本の文化や言葉を意識する
- チームワークを大切にする
- 自分の健康を守る
介護の仕事は「人を支える」大切な役割です。
あなたの力は、日本の介護にとってなくてはならないものです。
👉 You are not alone. Let’s work together and make care better!
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