高齢者施設で相談員をしていますわすれものです。
コロナ禍で、高齢者施設は家族や地域との出会いや関わりが希薄し、孤立することが増え、結果私達は学ぶ機会を失っているかのように思えます。
マニュアル通りにいかない現場では、家族や地域との交流を交えて、利用者を支えるインフォーマルな力は必要不可欠あり、それが現場で働くスタッフの学びであったりストレスの軽減にも繋がります。
コロナ警報も解除になり、少しずつ地域との交流が増えつつありますが、その中でも唯一地域に出向く機会があるとすれば、病院受診です。長ければ、待合室で一時間以上待機することもあるでしょう。そこで、注意して頂きたい事が、車椅子が汚れていないかのチェックです。
車椅子は、食べ物のシミや食べかすが付きやすく、ホコリも溜まりやすいのですが、なかなかそこまで気が回りません。タイヤの空気は、本来ならこまめにチェックを行い、ブレーキの掛かり具合も、転倒予防の点から確認を行っていくのですが、どうしても利用者ケアを優先的にしてしまい、後回しになってしまう現状があります。
そのため、車椅子が綺麗にされている施設は、スタッフの意識の高さが伝わってきます。車椅子は、利用者の体の一部です。そこを、しっかりメンテナンス出来ているのは、利用者が安心して生活出来ている事に繋がります。
相談員になって、利用者を病院受診へ連れて行く機会がありますが、汚れていて恥ずかしい思いをする事があります。現場スタッフのケアは、このような（地域）ところでも見られている事を忘れてはいけません。
外出の際は、利用者の整容はもちろんですが、車椅子も一緒に確認してください。綺麗な車椅子は、地域から人気があり選ばれる施設の一つになるはずです。
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