高齢者施設で相談員をしておりますわすれものです。
介護だけでなく、現代社会においてストレスを感じる事は、少なくありません。
そのストレスが溜まり、あるきっかけで、怒りが爆発して理性を失うと、その後の人間関係に溝が出来たり、自分自身も「やりすぎた。。」と後悔してしまいます。
ストレスを溜めないことが、一番大事な事ですが、ストレスを0(ゼロ)にする事は、生きている以上不可能と言われています。
それでは、介護職において、生じやすいストレス要因はどのようなものがあるのでしょう。
介護職に生じやすいストレス
利用者
大事なお客様ですが、最もストレスが生じやすい関係になります。
- うまくコミュニケーションが取れない
- 不愉快になるような言動をされる
- 認知症の対応が難しい
- セクハラされる
家族
利用者以上に家族が大変という方もいらっしゃいます。
- 過度な要求
- 仕事ぶりや態度に対する不本意なクレームを出す
- 連絡が繋がらない
- 言ってる事がその都度変わる
上司·同僚
いい人間関係に恵まれれば、仕事のやる気にも繋がりますが、そうでなければ、最も精神的にストレスを抱えてしまうものかもしれません。
- 仕事を正当に評価してくれない
- 不安や悩みを相談出来る人がいない
- パワハラ セクハラ モラハラ
- 責任転換
事業所
働く環境が良ければ、少しの困難さも乗り越えられるはずですが
- 長時間勤務
- 業務量の多さ
- 金銭的報酬の少なさ
自分自身
自分を守れるのは、自分です。失敗しても「大丈夫!」と思える事が大切ですが
- 自分に自信が持てない
- 利用者の役に立てない
- 「いい人」タイプ
- 「せっかち」タイプ
主にこの5つと言われています。このように介護現場では、ストレスを引き起こす刺激があふれています。そのストレスは、やがて『心』『体』『行動』に現れ、不適切なケアや身体拘束·虐待になると言われています。
如何にセルフケアを行うか、そして周囲から適切なサポートをもらえるかが大切です。また、怒りやイライラと言った感情のコントロールは、専門職として大切な心得です。
怒りのピークは長く続かない
「かっ!」となる怒りの感情のピークは、「6秒」と言われています。その6秒間をどう対応するか、そこがコントロールのポイントとなります。
- 『1.2.3…..』と数字を数える
- 一度深呼吸をする
- ペンや椅子、テーブルといった近くにある物をじっと見つめる
様々な方法があると思います。自分にあった方法で、6秒間をやり過ごす取り組みを見つけると、感情のコントロールが出来、それが虐待の予防になり、温かい介護に繋がるのではと思います。
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