感情をコントールするための6秒ルール

介護

高齢者施設で相談員をしておりますわすれものです。

介護だけでなく、現代社会においてストレスを感じる事は、少なくありません。

そのストレスが溜まり、あるきっかけで、怒りが爆発して理性を失うと、その後の人間関係に溝が出来たり、自分自身も「やりすぎた。。」と後悔してしまいます。

ストレスを溜めないことが、一番大事な事ですが、ストレスを0(ゼロ)にする事は、生きている以上不可能と言われています。

それでは、介護職において、生じやすいストレス要因はどのようなものがあるのでしょう。

介護職に生じやすいストレス

利用者

大事なお客様ですが、最もストレスが生じやすい関係になります。

  • うまくコミュニケーションが取れない
  • 不愉快になるような言動をされる
  • 認知症の対応が難しい
  • セクハラされる

家族

利用者以上に家族が大変という方もいらっしゃいます。

  • 過度な要求
  • 仕事ぶりや態度に対する不本意なクレームを出す
  • 連絡が繋がらない
  • 言ってる事がその都度変わる

上司·同僚

いい人間関係に恵まれれば、仕事のやる気にも繋がりますが、そうでなければ、最も精神的にストレスを抱えてしまうものかもしれません。

  • 仕事を正当に評価してくれない
  • 不安や悩みを相談出来る人がいない
  • パワハラ セクハラ モラハラ
  • 責任転換

事業所

働く環境が良ければ、少しの困難さも乗り越えられるはずですが

  • 長時間勤務
  • 業務量の多さ
  • 金銭的報酬の少なさ

自分自身

自分を守れるのは、自分です。失敗しても「大丈夫!」と思える事が大切ですが

  • 自分に自信が持てない
  • 利用者の役に立てない
  • 「いい人」タイプ
  • 「せっかち」タイプ

主にこの5つと言われています。このように介護現場では、ストレスを引き起こす刺激があふれています。そのストレスは、やがて『心』『体』『行動』に現れ、不適切なケアや身体拘束·虐待になると言われています。

如何にセルフケアを行うか、そして周囲から適切なサポートをもらえるかが大切です。また、怒りやイライラと言った感情のコントロールは、専門職として大切な心得です

怒りのピークは長く続かない

「かっ!」となる怒りの感情のピークは、「6秒」と言われています。その6秒間をどう対応するか、そこがコントロールのポイントとなります。

  • 『1.2.3…..』と数字を数える
  • 一度深呼吸をする
  • ペンや椅子、テーブルといった近くにある物をじっと見つめる

様々な方法があると思います。自分にあった方法で、6秒間をやり過ごす取り組みを見つけると、感情のコントロールが出来、それが虐待の予防になり、温かい介護に繋がるのではと思います。

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