小学校1年生になったわが子。
「ちゃんとして!」「どうしてできないの?」と、つい口から出てしまう言葉。
でも、言えば言うほど反発されたり、泣き出したり…そんな経験、ありませんか?
1年生は、まだまだ不安や戸惑いの中で、毎日をがんばっています。
だからこそ、親の声かけ一つが大きな支えにも、逆に心の壁にもなり得るんです。
今回は、子どものやる気や自信を引き出す“心に響く声かけ術”を5つご紹介します。
① 「早くしなさい!」→「何分でできそう?」
子どもは時間の感覚がまだ未熟。
「早く!」ではなく、“一緒に考える”姿勢が安心感につながります。
✅ 例:「今何分?じゃあ、7時までにお着替えしてみようか」
② 「なんでできないの!」→「ここまでできたね!」
できないことに目が行きがちですが、できたことを先に認めると子どもは前向きになれます。
✅ 例:「1問目、ちゃんと書けたね。じゃあ次はどうしようか」
③ 「また忘れたの!?」→「どうすれば忘れないかな?」
責めるよりも、工夫を一緒に考えることで「考える力」も育ちます。
✅ 例:「次からどうしたら持って行けると思う?」
④ 「泣いてないでやりなさい」→「悔しかったね」
1年生は感情のコントロールがまだ難しい時期。
感情を受け止める言葉が、子どもを落ち着かせます。
✅ 例:「がんばったんだよね。よくがんばったね」
⑤ 「ちゃんとして!」→「どうしたらうまくいくかな?」
“ちゃんと”は大人の基準。
具体的な言葉に置き換えるだけで、子どもは行動しやすくなります。
✅ 例:「お道具箱、どうやって片づけたらいいと思う?」
おわりに
私たち親も、日々がんばっていますよね。
でも、完璧な声かけは必要ありません。
「言いすぎたかな」と思ったら、「ごめんね」と伝える。
それだけでも、子どもの心はきっと受け止めてくれます。
少しずつ、親も一緒に成長していきましょう。
「子どものやる気スイッチは、“信じて見守る言葉”でONになります。」
リンク
コメント