生活相談員の仕事って

介護

高齢者施設で相談員をしておりますわすれものと言います。

今回生活相談員の仕事について、私なりの考えを伝えたいと思います。

生活相談員の仕事

施設の顔となる

相談があって来園される方、電話させる方、つまり何らかの理由で施設に問い合わせをされますが、初回に対応をするのは、生活相談員です。

ここで、挨拶や表情·態度に、もしご家族や福祉関係の方が不信感·不快感を抱かれたら、施設の第一印象が、マイナスな印象として形成されてしまいます。

それだけ、施設の第一印象を好感よく持って頂くためにも、施設の窓口である生活相談員の接遇マナーは、基本中の基本で必要不可欠です。

それが、今後のサービスに繋がったり、居宅のケアマネジャーから依頼が増えたり、地域から評価されていくのです。

わすれもの
わすれもの

接遇マナーの5原則「表情·挨拶·身だしなみ·話し方·態度」をしっかり身につけ、信頼関係を築きましょう!

施設の手となる

  1. 入所申し込み者の書類の作成
  2. 請求作業
  3. 幹部会·委員会の議事録
  4. 職員会議録
  5. ショートスティ利用表·週間予定表
  6. 新規利用者の面接記録
  7. 事故発生時の報告書作成
  8. 居宅ケアマネジャーへの状況報告
  9. 介護保険証の更新手続き

相談員だけに、上記以外にも事務作業は多くあります。施設のケアマネジャーと兼務していれば、ケアプラン会議を開いて、その会議録を作成する事もあります。

もちろんイレギュラーな事も発生しますが、自分で段取りを決めて、自分のペースで仕事が出来るところが、介護との違いだと思います。介護現場で、業務優先(スタッフのペース)に動くと、事故が起きやすくなりますので。

わすれもの
わすれもの

基本的なWordやExcelは、使えた方がいいですね。

施設の足となる

  1. 入所者の入退院時の送迎
  2. ショートスティ利用者の送迎
  3. 病院の付き添い
  4. 入所者の買い物の代講

ショートスティご利用の入退所が多ければ、送迎だけで半日が終わってしまう事もあります。また、ご自宅に駐車場があれば、そこに停めて乗り降りが出来るでしょうが、無い場合は路駐になります。私は、路駐で切符を取られました。。どこのご家庭にも、駐車場があるわけではないので、事前の対策は必要かと思われます。

施設の入所者は、ご高齢で、既往症も多く持っておられます。その為、発熱や急変等で、病院に受診するケースも少なくありません。運転する機会も多いため、運転免許証は必要だと思います。

わすれもの
わすれもの

ショートスティ退所時、ご家族様には、「食事量や排便日、日中·夜間の様子」を伝えています。

施設の便利屋となる

  1. 蛍光灯が切れれば交換します
  2. テレビが映らなければ調整します
  3. 洗濯機が止まれば確認します
  4. 物が壊れれば直そうとします
  5. 行事ごとに飾り付けをします
  6. 人手が足りなければヘルプにいきます
  7. 入所者の苦情、相談を聞きます
  8. スタッフの愚痴、悩みを聞きます

結論から言いますと何でもします(笑)

施設の相談員は、「何でも屋」と、よく表現されまが、私達の生活に置き換えると、それは日常当たり前の事です。

介護が直接的な援助になるのなら、生活相談員は、生活全般の支援に繋がるものだと考えています。質の高いサービスを提供出来るかどうかは、生活相談員の資質だと思います。

わすれもの
わすれもの

入所者の生活はもちろん、現場で働くスタッフにも耳を傾け、働きやすい環境を考えています。

施設で求められる人になる

私の施設での仕事内容です。他の施設では、もっと違いがあったり、逆にこんなこともしている!といった仕事内容があるかもしれません。

学生時代に対人援助技術を学び、社会福祉士=相談員って、ずっと家族の相談の仕事なんだろうなぁと、漠然としたイメージを持っていました。

いざ社会人になって、生活相談員に就いてみると、家族からの相談はそこまで多くなく(職種や施設によると思いますが)、どちらかと言うと、書類作業に追われる毎日。

だからこそ、日々の対人援助に対する意識を持っておかないと、いざという時にボロが出そうになります。

なにも対人援助は、家族だけでなく、職員間とのコミュニケーションスキルの向上にも繋がります。

一人の人間として、

  • 何でも話しやすい
  • 悩みを聞いてくれそう
  • 何とかしてくれそう

そのような人物像に、スタッフから思われるように、対人援助のスキルを磨いていく事が、結果的に家族から求められる生活相談員の姿に繋がるのだと感じています。

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